昔から、何かに情熱を持って取り組んでる人、何かを猛烈に好きな人の話を聞いたりするのが好きだった
見てるだけでなんか感動で涙出てきたりする

学校でも、その分野についてほんとに好きなんだなあってのがわかる授業をする先生がいて、勉強は全然頭に入ってこなかったけどその授業は楽しみだった
全く興味がない話でも、その情熱に触れるだけで心が浄化されるようだった
同じような意味で、平和を心から愛する洋画スーパーマンとかアンパンマン見てると泣きそうになったりする
スーパーマンではほんとに涙流してた気がする、だいぶ前の話だけど
自分の中に、そういう感覚がないからこうなのかとも思ってるけど、いずれ情熱ある人は、憧れるしかっこいい

でも、何故とは言わんが、そんな人が魅力的に見えるって、よく考えると、だいぶ自分に鋭利な諸刃の剣でもあると気づいた

某17歳が、嫌いより好きを増やしたほうが人生豊かになるに決まってる！って言ってて、本人もその哲学を実践して幸せそうに生きてるから、
理由はどうであれ好意というプラスの感情を抱くことは、人生においてプラスにはなってもマイナスにはなりえないとおもってたし、
数少ない他人への好意を抱く機会だったから、その機会と気持ちは大事にしてきたけど、

自分が空虚がゆえのそんな感情は、軟弱地盤の上にビル作ってるようなもので、いつか福岡みたいに自分自身が、地盤沈下、陥没するのは必然だった
心のどこかで気づいてたはずなんだけど


ここに、自己啓発の罠がある
理屈とか自然な感情をすっ飛ばして、強引に目的の回路へ接続しようとするから、素材も、太さも違うことに気づいていない
自己啓発本は嫌いだからほとんど読んだこと無いし、自己啓発もしたこと無いと思ってたけど、こんなところでしてたんだなと
気づいてたら対処できたはずなのにな

なんとなく生まれた地に行く
なんとなく
なんとなくなのかな？
すべて終わらせたい

http://www.carpefidem.com/column018.html

こういうサイト、ひきニート時代にみてたら、あらゆる考えが巡ってぐちゃぐちゃになって頭が破裂してただろうし、というかよくしてたし、いまみても思考が迷宮に沈んでいくけど、
ふと、じぶんはもう、面倒で複雑極まりないこの問題の内側には居ないんだ、って、何ヶ月か前にみてすごい安心感を覚えた

けれども、それは嘘だった
やっぱりおれは、いまだこの問題の内側にいる
安心できるという逃げ道を作っただけで、本質的には一歩も外側にてら出れていない
3年くらい前に、久々に話した、昔のネットのヒッキー友達との会話が思い出される
社会復帰しても、このヒキ経験者特有の感覚ってなくならないのかな、ってやつ
忘れた気になってるだけで、いつも見てるし見られてる
死ぬまでこの呪縛から抜け出せないんだろうな

働き始めてから一番の精神的危機だわ
もうだめだ

久々に昼夜逆転して、ダーツして、パソコン調整して、座椅子でアニメ見て、ニート時代をなぞるような生活して気づいた
おれは変わってない

寂しいのも、ただの自己欺瞞なのかもしれない
解決しようのない、正体もわからない問題に対して、寂しいっていう一般的な感情にすり替えてただけかもしれない
多分、仕事が楽しいっていうのも同じ
悩んでもないことに悩んだふりして、いろんなこと誤魔化してた
気づかないうちに無理してたのかも

ここのところの、異常なくらい部屋にあるもの排除したくなってたのも、人にかまってほしくなってたのも、きっと何かの代償行為だった
あんなに1人で居るのが楽で普通だったのに、急にそれが耐えられなくなったのは流石におかしいと思ってた

そのことに気づいたら、ふっと肩の荷が下りた気がする
それに、上層の部分は、少しずつではあるけど変わっていってる気がする
欺瞞だと気づいても、仕事は頑張りたいと思えてるし、また引きこもりたいとは強くは思わなくなってる

気づけてよかった
ただ、限界も近づいてる気がする